

溶融ガラスの離型性アップ
高温下での密着力アップ
耐久性アップ
BK7 ガラスボールと各種薄膜の大気中500℃における摩擦摩耗試験
 ガラスレンズ成形では、耐熱性と溶融ガラスとの離型性が求められます。
ガラスレンズ成形では、耐熱性と溶融ガラスとの離型性が求められます。セルテスSD(TiBN系)は、高温下での密着力および耐摩耗性が高く溶融ガラスとの離型性にすぐれています。
セルテスT(TiAlN系)はもっとも酸化開始温度が高く摺動痕のEDS分析で酸素は検出されません。BK7ボールとの大気中500℃での摩擦摩耗試験ではセルテスDLC、セルテスT、セルテスSDで摩擦係数が低く、摩耗痕の観察からもBK7ガラスの凝着が少ないことがわかります。
 セルテスSD:粒状の軽微な凝着、剥離なし
セルテスSD:粒状の軽微な凝着、剥離なし セルテスN:凝着あり、下地露出
セルテスN:凝着あり、下地露出 セルテスT:エッジ部に凝着、島状の剥離
セルテスT:エッジ部に凝着、島状の剥離 SiC:はげしい凝着
SiC:はげしい凝着 セルテスDLC:凝着なし、まだらに下地層露出
セルテスDLC:凝着なし、まだらに下地層露出 F20:凝着なし、表面荒れ
F20:凝着なし、表面荒れ 
                         
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                